上達を約束する自己練習5つのポイント

何よりも基礎練習を大事にする

どのような習い事においても、基礎練習は最も大事です。
速弾きなどの派手な演奏をしたり、誰もがハッ！とするような
ベースラインを弾くのも、基礎練習の積み重ねがあるからです。

私が現場で一緒に仕事をさせていただくプロのドラマーや
仲間のベーシスト。オリジナリティあふれるテクニックを
持っているプレイヤーこそ、本番前のリハーサルで
ひたすら基礎練習をしています。

基礎練習は大事。それは頭で解っていても
基礎練習をおろそかにしてしまう人が多いのも事実です。

では、何故基礎練習が大事なのが解っていても
なかなか基礎練習を実践する方向に頭が向かないのか？
それは…実際の基礎練習が退屈な内容が多いからです。

ひたすら一つの音を弾き続けたり
メトロノームを使ってのリズム練習

身体的にも指が痛くなったり苦痛が伴いますし
精神的にも「本当に上達できるのかな？」
という疑問が生まれてきます。

これが基礎練習から多くのプレイヤーを
遠ざけてしまう原因です。

ではどうしたら基礎練習を苦もなく
続けるようにできるのでしょうか？

それは…基礎練習を楽しくするように
「ゲーム化」するという事です。

具体的な例を一つ示します。
ドレミのドの音をひたすら
四分音符で弾く練習をしていたとします。

その際にデジタル表示のメトロノームを用意します。
そして遅いテンポから練習を始めます。
そして弾けるようになるごとにメトロノームのテンポを1ずつあげていきます。

今日は50のテンポで弾けたから
今日は60のテンポまで弾いてみよう
というようにゲーム感覚でチャレンジメニューを自分で作る。

こうする事によって自分の成長が目で見て解り
実際に実感できるようになります。
これが基礎練習の「ゲーム化」の一例です。

当教室では基礎練習のゲーム化のノウハウを様々用意しています。

正しいフォームを身に着ける

エレキベースは弾く弦も太く身体を効率的に使ってプレイをしないと
すぐに疲労がたまって疲れてしまいます。

そこで重要なのが正しいフォームを身に着ける事です。
生徒さんの中には手や身体が小さい事で
悩んでいる方が多いです。

でも安心してください。
そんな生徒さんの誰よりも私のほうが手は小さいです。

どんなに体や手が小さかったとしても
正しいフォームで正しい方向(ベクトル)に
力を入れれば、少しの力でも爆発的な音を出す事ができます。

正しいフォームを身に着けて
効率的にベースを弾きましょう！

完璧を目指しすぎない

私達日本人の気質として真面目であるという事が
上げられます。それはとても素晴らしい事です。

ですが楽器の上達に関してはその真面目さが
妨げになる場合があります。

特に会社で重要な役職を任せられている
40代から60代にかけての方は
非常に真面目で明確な目標を掲げて
自己練習をされます。

ですが逆に真面目になりすぎて
当初の目標通りにならない事があったりすると
上手くならなければ、上手くならなければと
自分を追い込みすぎて挫折してしまうパターンがあります。

人間、誰しもが完璧ではありません。
イソップ童話のアリとキリギリスのお話しが
全てには当てはまりません。

時にはキリギリスのようにリラックスした気持ちで
練習に取り組む事が大事です！

なりたい自分を想像する。

 

ベースの演奏に絶対はありません。
こう弾けば聴くものすべてを感動させられる弾き方という
「虎の巻」のようなものは存在しません。

個人個人、同じ曲を演奏したとしても
その人のカラーというものが絶対表れます。

だからこそ、自分の「理想のベーシスト像」を思い描いてください。
時間というのは限られています。

一生をエレキベースにかけたとしても
全てのテクニックや理論を習得する事は不可能です。

限られた時間の中で自分の理想を追求する。
想像力豊かに理想のベーシストを目指しましょう！